象徴的な樹木と呼応する別荘。
敷地の中心に自生していたモミジを活かすため、建物を「コの字型」にレイアウト。朝は寝室から、昼はリビングから、夜はテラスから、1日の様々なシーンでその瞬間に最も美しい景色が楽しめるよう各部屋を配置している。
リビングはソファに座ったままモミジ全体を眺められるよう、4mの天井高を確保し、ありのままの自然をダイレクトに感じられる視界の拡がりを生み出している。また天井にはフロアと同じウォルナット材を使い、全体の統一感を演出。アクセントとなる壁面の大理石は割肌の断面が見える積み張りにすることで、建物周辺の緑と室内がシームレスに繋がり、自然と溶け合う空間に仕上がっている。